10.10
このところ単調な日々を送っております。
いろいろな仕事を消化するには、刺激は大敵。外部との接触を遮断し、自分のなかになかにと退行するような生活が安全なのでありました。
原稿などを作成すると、なぜか声がかすれる不思議な体質を、私メはもっているようで、いまも喉がしわがれておりますです。
が、それも出口が見えてまいりました。
出口にはお酒が待っているのであります。
本当は、鎌倉などをそぞろ歩きして、そう、隣にお女性がいれば最高でありますね。
そういうお女性と艶っぽい会話を楽しみつつ、洋酒など傾けたいものであります。
いまの気分は、髪の毛を染めたお女性がイイであります。
ヒールのサンダルをはいた人がいいですね。
胸元のえぐれて、かがむと胸の谷間がのぞくような服をきていたら最高であります。
そして風にのってイイ香りの体臭がときおりただよったら、もう勃起ものですね。
そういう幻想を抱きつつ、コニャックのボトルを眺めるのでありました。
封を切ったらお仕舞いであります。
仕事もなにも停滞し、予定が狂ってしまうことでありましょう。
このボトルは、奈良の東大寺のかの仏像と似ているような気がいたしますです。
東大寺の仏像より、中身があるだけ、いまの私メにとっては、ありがたいのであります。
まぁいいや。
奈良や京都に比べれば、鎌倉はチャチでありますが、それでも現実から逃避するには十分すぎるのであります。
鎌倉にはカマクラの良さがございますれば。
この秋はデートスポットの筆頭かもしれませぬ。
勃起といえば、最近、私メは、
「勃起してきましたよ」
というのがどうやら、口癖になっているようでございます。
ソレに対するお女性の反応は色々でありますが、たいがいは悪くありませぬ。
呆れているのかもしれませんけどね。
まぁ、それもどーでもいいことです。
コニャックという音響きがたまりませぬね。
ボトルを振るとチャボチャボと音がするんですよ。