11.07
岩手県には、この名酒があるであります。
『鷲乃尾(わしのお)』
岩手の酒は南部美人とかそういうものが有名でありますが、有名だけで、ちと甘口。
秋田、青森のお酒に比べると、ずいぶんと劣るのであります。
しかし、鷲乃尾は別格であります。八幡平に蔵元がございますです。
夕べも親戚の家にぶら下げていきましたら、
「おっ、鷲乃尾でやんすな」
とニタリとされました。分かってるねという意味の笑みでございます。
ところが、この鷲乃尾は、画像のとおり、鎖国商売なのであります。
他県には出さない!
なんて気張っており、それが県民の深層心理にウケているのであります。
岩手県人は優しいとか、明るいとか、他県の人をこころよく受け入れているなどと報道されていますが、すべてはウソ。外面だけのポーズなのであります。
以前、当ブログに、震災ボランティアで岩手県にいらしたお嬢様が、県民の冷淡さに傷ついて帰られたというコメントをいただきましたが、まさにソレなのであります。
「来るなじゃ」
この気質が強いのであります。
京都も排他的な街でありますが、岩手県も同様であります。
「おめさんたちが手伝うのはここまで。あどは入ってくるなじゃ。いず、ボランティアしてけろって、わだしだぢが頼みましたっけが?」
この気質を踏まえなければ、岩手県民を占うことはできないのであります。
県民とひとくくりにしましたが、ひとりひとりの心に、この気持ちが存在するのは間違いないようなのであります。
「他県からのお問い合わせに対して、『県外には出さない!』と、全て断っているそうです」
なんて大得意であります。
「こんなウマイお酒がすぐに手に入る私達ってラッキーですね」
このコピーじたいどこか歪んでおりますですね。
男気があるなら、県外に出荷しても良さそうなものであります。
が、岩手県でいう男気とは、儲けより意地を重視する態度なのでございますです。
けれど、なにやら男気を持ち出すことによって「認めくれ!」と叫んでいるような気がしないでもありません。県内でしか手に入らないことを強調することで、売名したいところが見え隠れしておりますです。
まぁ、それでもこのポーズこそ岩手県なのでありましょう。
そうして、ホレホレ「県外酒」と分けて置かれているわけであります。
まるで恋愛のような感じであります。
あなただけは別よ。
ほかの男たちとは遊びだけだよ、キスなんてしないモノ。
キスなし、フェラなし、ゴム付きだから。
おっととと、話が逸れましたですね。
会員さんとのパーティがなかなか実現されておりませんが、しかし、そのアカツキには、この名酒をひそかに持ち出し、皆様にご賞味していただく所存なのであります。