2011
11.26

税務署等に提出する、会社の申告書なのであります。

三期目でやっと黒字になりましたけれど、まだまだ税理士さんにお願いするほどまで到達しておりません。

よって、決算書から申告書に至るまで、代表取締役たる私メが作成したのでありました。

じつは、いぜん、それは20代前半のことでありますが、会社に勤めたことがございまして、三か月で辞めたのでしたけれど、その間に、経理のほとんどを覚えたのでございます。まぁ、集中力だけが私メの取り得でしたから。
いまではぜんぜんダメですけどね。

その会社で、私メは経理部ではございませんでしたが、経理部にそれは可愛い子がおりまして、そういうスケペ心の副産物として、貸借対照表や損益計算書などを習得したのでありました。

占いを学んでいるときは、その経験を活用しまして、小さな会社、5社の帳簿ずけをして糊口をどうにかしていたのであります。1社から月々5万円の手当てなので、なかなかの身入りでありました。
調子に乗って、学びたての占いの知識で、経営コンサルタントみたいなアドバイスなんかもくっちゃべったりしまして、でも、なかなか好評だったような気もいたします。
社員が帰り支度を始めたあたりに出向き、経営者と寿司をつまみながら、相談に乗ったりして、いま考えると汗顔モノでございますです。

そういえば占い師たちの確定申告書の作成をモグリでやっていた時期もございます。

こうしてみますと、人生にムダはないのかもしれませんですね。
いろいろな経験が活きているような気がいたします。

でも3期目となりますと、取引も増えて、だんだんと重圧になってまいります。
忘れていることも多々ありまして、顔が真っ赤に火照るくらいに頭を使いました。

こうやって手塩にかけて会社を可愛がりますと、いま騒がれているオリンパスとか、
「どこが悪いんだよ」
と同情してしまいますです。
外人の元社長だかがしゃしゃり出ているのをみると、ぶん殴りたくなるのであります。

私メも会社のお金でギャンブルしてみとうございます。
100億円も融通してくれるって、いったいどれほどの儲けがあるのでありましょうか。

福本銭もそこまでの効力はないでありましょう。