01.20
早朝にモリオカの老母から電話があり、
「いっぺ雪降ってんだって?」
と、雪見舞いでありました。
画像は戸塚と横浜の中間あたりでありますが、たいしたことはございません。
ただ、非常に寒いのであります。
なにしろ横殴りにちかい風が吹きつけていましたから、体感気温は氷点下5℃ほど。
みぞれっぽい雪でしたが、街は雪の匂いにつつまれた一日だったのでございます。
打ち合わせがありましたから、行かないわけにはまいりません。
キオスクでゆで卵を求めて、電車のなかでパクリ。
なかなか優雅であります。
部屋の中から、凍えた外の様子をながめるのも、へんに落ち付きますです。
お女性のぬくもりが欲しいところですが、現実にそうなると、こんどはいろいろと煩わしいこともあるので、妄想だけでいいのだと自分に言い聞かせるのでございました。
男のばあい、その最中はけっこう観察したりして、裸身に興奮をするのでありますが、お女性は目を閉じていることが多いようでありますですね。
たまに目を開けつつコトをするお女性がおりますですが、ちと情緒に欠けているのかなとも思ったりして、いやいや、このように書いてみると、目を開けているお女性の方が積極的でよかったとも思い出され、どっちでもイイことなのかもしれませぬ。
が、雪の日の情事は、緩慢さが欲しいところであります。
百人一首に、坂上是則が歌っておりますです。
「朝ぼらけありあけの月と見るまでに 吉野の里に降れる白雪」
隣には裸体のお女性がいるのでありましょう。情事がすみ、戸を少し開けると、いちめんの銀世界。月が消えのこっております。
「寒いわ、閉めてよ」
お女性が掛け布に身を縮めますが、是則はお女性の臀部を撫でながら、ただだまって降り続く雪をみておりますです。
雪の日は、男のセーターをざっくりとかぶったお女性が可愛らしく思えますです。
そして一緒に雪を眺めたいのでありますが、そうはいかなくなるのでありますね。