2012
02.17

寒い日でありました。
日が暮れると、雪が舞っているのであります。
白金台にある八方園で、携帯サイト会社の最大手ザッパラスのパーティがあり、お呼ばれしていましたから、嬉々として出向いたのであります。

こんなスゴイ門をくぐり、長いアプローチを寒さに身を縮こませて歩いた向こうに豪華な建物がありまして、それがパーティ会場。係の人に誘導されてクロークで、コートやカバンを預けるのであります。

まるで大人物にでもなった気分なのでありました。

ほほぅ、と股間を握りたくなるようなお女性も大勢おりました。
なんでも女占い師とか。
世代交代を痛感し、良い時代の到来をば予感いたすのでありました。

カメラ撮影は禁止なそうで、宴の画像はありませぬ。

が、凍えた身を温めようと重ねたグラスは幾杯か。
気づいたときには酩酊していたのでありました。

なにしろ、うら若い美しきザッパラスの社員のお女性が楚々としてちかづき、
「おなじものでよろしいでしょうか」
とすすめるものですから、
「うむ、同じもので…」
と、白ワインを10杯頼んでまでは数えておりますです。

そして散会となるのでありますが、その前に社員からのプレゼントの儀というものがありまして、それぞれ中身が異なるということ。
「ほほぅ、これは面白き趣向。法事などで真似したいものである」
と、最後のワインを飲みほしますと、
担当のK氏が、
「これを…」と大きな紙袋を手渡してくれたのであります。
「…いま開けない方がいいかと。おうちで開けてください」
とやや汗ばんだお顔をこころもちほころばせるのでありました。

ではそういたしまょう、と美人占い師たちとクローク付近で記念写真を撮られたりして、帰路についたのでありました。

玉手箱の中身がコレであります。

ヌード徳利と、ボトル置き。
「ああーん」という表情のおヌードにボトルを立てかけるそうなのであります。

私メの趣向をよくよくご存知であるK氏に敬服いたした次第でありました。

もしも、これをお下品と感じるなら、お下品と思う気持ちがお下品なのであり、私メは、白い下着が邪魔で、純粋にモロ出しにしてほしかったと、その点を無念に思ったのであります。

昨年はパーティの直後に、ニュージーランドでの大地震。そして東日本の巨大津波と、災害がたてつづけに発生しましたが、ああ、あれから1年が経つのかと感慨の耽るのでありました。