2012
04.09

毎朝、起きてすぐにやることは、イヌの歯磨きであります。
コットンに消毒薬のヒビテンをしもらせて、それで顔や全身を拭いたのちに、子供用の歯ブラシに、イヌ用の練り歯磨きをつけて、歯磨きをするのであります。

これは子犬の時から行っている日課であります。
ロメオとジョルノはそれに喜んでしたがうのでありますが、もう一匹のナッツはこそこそと逃げてしまうのでありますです。

最初が大事。
これは歯磨きに限らず、いやいやイヌに限らず、すべてに通じることでありましょう。

仕事でも同じこと。
最初に頑張りすぎると、それが実力だと間違われ、ペースを普通に戻せなくなるのであります。
最初に良い人を演じすぎるのは問題ありますですね。

けれど、自分を作り替えるのは、新しい職場に移った時がチャンスであるのも事実。
いままでなら付き合ったことのないタイプに接近して、けっこう新鮮な気分になるには、最初に、自分で自分を騙してみることが必要であります。

ちょっと前に「自分さがし」とかを雑誌などでよくやっていたようでありますが、「自分ダマシ」も運勢を好転させる秘訣かもしれませんです。

では恋愛ではどうかといいますと、気軽な擬似恋愛的な恋であれば、理想的な自分を作って楽しめますが、最後はやはり自分の地金がでるようでありますです。

お女性は占いとか心理学がお好きなようでありまして、男の理解できない行動などを、心理学的なアプローチから推測したりいたしますですね。
でも、素人判断は危険かもでありますよ。

「なぁんだ、あなたって才能があるんじゃなくて、単なる人格障害だったんだ」
とかを平気で言ったりいたしますです。
「セックス依存症よ」
とかも、お女性がよく口にする言葉でございますです。

それがたとえ的を射ていたとしても、そういう発言をしたとたんに、男というもは、「なぁんだは、キミの方だよな」と心のなかに淋しさが溢れたりするのであります。
「そういうキイツことをズバッという無神経な人だったのか…」と。

するとそれまでのお女性の美しいたたずまいまで水の泡。

しかし、これは男にも置き換えられることでありますです。

恋愛が本気になってくると演技だけでは通用しなくなるものであります。

どこまで演技が通用するかどうかが、我慢のしどころ。
自分で自分を調教する訓練も大切なのでありますです。

最近は、ロメオは自分で歯磨きをすることもございますです。
あっ、これは自慢っぽかったでしたですね。