2012
05.24

つい先日まで白い花びら美しく咲かせていたミカンの木は、どうやら無事に受粉したようであります。
こんな小さなミカンの子供を宿しているじゃぁ、ありませんか。

花の季節から、実を育てる季節へと移ったのであります。
なんとなく落ちついた雰囲気を漂わせております。

お女性にも同じことが言えるのであります。
ひっしにファッションで身を飾り、可能なだけ有能な男の目に止まろうとする十代二十代のお女性より、三十代、四十代に、むしろ魅力をおぼえるというと、すこしゴマすりのような気がしないでもないのですが、二十代にはない落ち付いたスケベさを有しているのはまぎれもない事実なのであります。

なかには、すでに若くはないのだという自覚がなく、大騒ぎしている三十代四十代もおりますが、いやいや、自覚ない派が多いために、おババ軍団と蔑視されているのでありますが、そうでない少数派の美味しさといったらありませんです。

若い子にはない味覚があるのであります。

赤ん坊なのかオヤジなのかは分かりませんが、そのどちらかに吸われすぎて巨大化し、あるいは左右がイビツになり、黒ずんだりしたチクビすら魅力あるドスケベさの味わいなのでございます。

しかし、三十代以上のお女性は大変かもしれませんですね。
男たちからは、「その歳になって傷ついただと。いい加減にしろ、このばばぁ!」などと大切にされなくなりはじめるのであります。
歳はとってもハートは変わらないのであります。
けれど、周囲からは心が強くて当然だという扱いをされるのであります。

このような過酷な季節でもある三十代四十代のお女性さんは、けれど、本当の大人の恋をする季節であることも間違いないのでありますです。