2012
07.02

モリオカに雨は降りませんです。
よって、本日もまた庭仕事で体力を消耗することになりそうであります。

近所の方々からは
「ほーら、見てごらん。あのオジちゃんは怠けてばかりいるから、ああなるんだよ。ボクはそうなったらわがねがらね」
と、いい教育の材料にされそうであります。

原稿の仕事も、また遅れるのでありましょう。

つぎに取りかかる庭をまずはぐるとり下見聞。

手入れの悪い陰毛のように、木々が生い茂り、やがては毛虫がはびこり、昨年のように全身がカイカイになることも覚悟するのでございました。

ここの小径を雑草が生えないように手を加えなければなりませんです。
完全に雑木林状になっておりまして、毒ダミのニオイが充満しておるのでございます。

かつて、ここには池がございました。

オノ家に不幸ばかりが立て続けにつづいたために、亡父が埋めてしまったのでありますが、以後、カキツバタなどの水生植物が根付いておりますです。

植物とは恐ろしいモノでありまして、老母が草取りをしていて、ある草を抜いた瞬間にぶっ倒れたのもこのスポット。
悲鳴をきいて近寄ると、いちめん甘いような辛いような異様な臭いが漂っていたのでありました。
草の根から発散される毒に間違いございません。

鳥たちが運んだ種から根付いたものでありましょう。
牛の生レバーより、植物の毒はたちが悪いようであります。

お女性の放つ妄毒にちかいモノがあるのやもしれませんです。

徹底的に土からなんとかせねばと、いま珈琲ブレイクをとっているところなのでありました。