2012
08.03

鱧。魚偏に豊と書いて、ハモ。

8月3日はハモ料理の日であります。
よって、ハモを求めて、湯びきし、氷水で、身を咲かせるのであります。
定番の酢味噌をかけて、
「んーん、旨い!」

雪のような肌と、最後にコリッとした皮がたまらないのであります。

ハモは、このほかに煮あなごの要領で、煮詰めるとハモ丼として楽しめます。
私メとしては、こちらのほうがなじみ深いのであります。

キンキの煮つけ汁にぶちこもうと考えておりますです。
このキンキは頭の部分だけでありますから250円という低価格。
味は身だけの部分より、数倍も良いのでありますです。

ライトなビールに良く合うのであります。

まだ夏なのですねぇ。

濃厚なビールに親しみをおぼえれば、それは秋のはじまり。

おや、窓をあけましたら、思いがけない涼やかな風。
昼間の猛暑は、どこかに抜け、薄い透明なベールのような風が部屋の中に流れ込んでいるではありませんか。

今夜は、ふたたび梅干しの炊き込みご飯であります。

お米1合に、梅干し1個の割合で、電気釜にぶち込むのみ。
ただし、この梅干しは知り合いから頂いたもので、かなり酸っぱいのであります。お手製なのでございます。
酸味の弱い梅干しならば3個くらいでも良かろうかとおもうのであります。

ああ、また風が脛毛をそよがせております。
室温は30度でありますが、体感はそれより10度は低い気がいたします。

夏が音を立てて上空を通りすぎて行っているのでありましょか。
日中はガリガリと暑くても、まるで頂点を過ぎた恋のように、夜風をカラダが感じるようになっております。

やがて立秋。
風立ちぬの季節は、もうそこまで来ているのでありましょう。

また風が止みました…。