2012
09.01

久しぶりに新宿三丁目をぶらりとあるき、
「おお、なつかしい」
と一年ぶりに「九州屋」に入ったのでありました。

ここでは呼子イカなどをふるまってくれるのであります。
この日は、豊後サバ。
イケスからの殺したてで鮮度は抜群でありました。

が、なんといっても、素朴なさつま揚げ。

数年前、ちょうど今頃、夏の終わりに九州は鹿児島を訪れたことがございます。
太陽は垂直に脳天を照らし、私メは暑さにへばっておりました。

とにかくどこでもいいからと、立ち寄ったのが、古い食堂。
注文したさつま揚げをひと口かじり、「!!!」の美味さに感動的したものであります。
ふわっとした弾力が口の中でほどけるのであります。
氷でギンギンに冷やした芋焼酎にじつに合うのでありました。

それから定期的に鹿児島に行くようになっていたのですが、今年はまだであります。

昨年、この「九州屋」を偶然に見つけてから「応急的に、ここでもいいか」となった仕儀でございますです。

美男の二人連れが妙に肩を寄せ合い語らう姿を多く見かけますですが、三丁目という場所ならではの光景でありましょう。

また鹿児島あたりに行きたいものだと、帰りの電車で、忘れていた何かが刺激されるのでありました。