2012
11.03

果たして受講者が集まるかどーかも分からぬまま、断易教室で皆様に配布する「円耆」をば作成していたのであります。
前回、ブログにUPしたのは18枚。
それではチト作製が大変なので、三枚ひとセットにし、あとは勝手にお作りあそばしませ、ってわけであります。

で、塗りはマニュキアを使用しているのであります。

せっせと家内制手工業のように円耆にマニュキアを塗りつつ、ふと、お女性は、爪に色を塗りながら、乾くまで、いったい何を考えているのだろうかと、思えてきたのであります。

思えたというより、恐怖感をともなった疑問であります。

「いまは即効性だから大丈夫なの」
と言われましても、円耆に塗っているのも即効性のマニュキア。
それだって完璧に乾くのに、けっこうな時間がかかりますです。

男の知らない時間の費やし方であります。

まさか仕事などのことを考えているのではありますまい。
濁情について思いを巡らしつつ、マニュキアの乾くのを待つはずでありましょう。

が、その思いは、相手の男に対する疑惑ではありますまいか。
男の言葉を反芻し、男の行動と照らし合わせ、
「別の女とヤリやがったな!?」
と、疑惑を確信に固めていくのではありますまいか。

いや、自分が別の男との情事に濡れている姿を想うこともございましょう。

マニュキアの乾く時間は、ジリジリするものであることを、はじめて知ったのであります。
こんなことを習慣的にヤッているお女性の心を、男が知り得ようはずがございませんです。

乾いたとき、開園のベルが鳴り響き、
「さあ、いいぞ」
と、心が切り替わり、濁情のステージにデビューする気分なのでありましょうねぇ。