2013
01.16
01.16
モリオカの物置をあさっていましたら古い月刊誌「明星」が出てきたのでありました。
1960年代の終わり頃のヤツであります。
グラビアのお女性は、松尾ジーナ。
私メよりやや年上なので、いまでは60歳あたりでありましょうか。
調べましたら、現在、消息不明とのこと。
「いっしょに泳がない?」
なんて笑いかけていますが、いっしょに泳ぎたかったモノでした。
このほか、小柳ルミコがデビュー二年目で、落ち込んでいて、その理由として、五木ひろしの子供を堕胎したという「噂」に悩んでいるためと記されているのでありました。
ページをめくると、ペンフレンドの募集でありますです。
やややっ、住所もモロ出し。
いまでは考えられないことでありましょう。
が、手紙を出したい衝動にいっしゅんせっつかれたりいたします。
五十年たって遅れてきたペンパルでありましょうか。
「ぼくと人生をやり直そうよ!」
などと書いたらどうでありましょうか。
いや、いまでもこれらの人が生きているのかどーか。
直接に訪ねても不気味で面白いかもであります。
広瀬幸子、石田晶久、日比薫…。
ヘロ―ヤングも遠い昔でございましょう。
あれから、いつくの恋をしたのか、しつこく聞きたいものでございますです。
そして求人案内欄。
一ヶ月、5万円以上とあるのであります。
そのくらいあれば、なんとか生きていけたのでありましょうか。
手に手をとって駆け落ちなどをして、お女性は二葉会館でウェイトレス、男は大和製本で職工として働くのでありましょうか。
やがて国元から親たちが駆けつけて、連れ戻されるのでありましょうか。
古い雑誌は、なかなかイイ感じにさせるモノでございますです。
幸せとは未来にではなく、過ぎ去った過去にしかないのかも…などとも思うのでありました。