2013
02.03
02.03
イワシを焼くと、その煙や臭いは強烈であることから、邪気が祓われるということらしいのであります。
立春にイワシの頭を、家々の門に飾る風習は、関東にはまだ根強く残っているようでありますです。
スーパーに行きましたら、イワシと恵方巻きのコーナーがせつらえてありましたから、イワシを買い求めてしまいました。
イワシは鰯と書きますですね。
魚偏に「弱」とかいて、イワシ。
釣ると同時に死んでしまうほどデリケートということなのでありましょうか。
では、金偏に「弱」とかけば、それは日本人ということかもしれません。
女偏に「弱」とかけば、私メともいえますです。
そこでニヤッとされましたか。
男偏に「弱」とかいたら、それは誰のことやらですぞ。
昨年も一昨年も外国で立春を迎えましたから、ひさしぶりの節分でございます。
これから三寒四温で、ぬくぬくと春へと這うように進むことでありましょう。
ところで、忄偏に「弱」くなっていませんでしょうか。
つまり心が弱くなっていませんか?ということであります。
この一ヶ月ほど、21時過ぎになると、いろいろな方からの相談の電話やメールがございますです。
まだ悩みという形は、心の中で形成されてはおらず、けれどもどこか不安が沁みてくるという感じのようであります。
濁情や仕事や孤独感などに不安がひっついているようでありますです。
時代のなにかが変わろうとしているようでありますですよ。