2013
02.27

氷点下12度のモリオカから戻って24時間もせぬうちに、カラダが関東の寒さに凍えるようになってしましました。
2月は28日まです。
油断していたら、さまざまな支払いが迫っておりまして、錆びた自転車で駆けずり回ったのでありました。

口に出るのは「さむ、さむ、寒い」の言葉のみ。
これでも昨夜は、電気毛布を熱いと足で蹴飛ばしたのでございますから、たぶんカラダが関東モードに戻ったのは朝方でありましょう。

家ではストーブをさかんにたいて、その傍らで、ウツラウツラと居眠りであります。

おもえば、郷里ではロクなものを口にしていなかったことに気づきました。
法事ではなかなかの料理でしたが、それをのぞけば鍋焼うどんだけ。

菜っ葉料理ではエネルギーがでないはずであります。

料理で大事なのは、じつは素材でも調味料でもなく、慣れたフライパンとか、そういう道具でございますです。包丁もとても重要な意味があり、火力も自宅と実家では若干の差異がございます。

この若干の差が、味を大きく分けるのでございましょう。

そのへんがおセックスとは異なるところかもしれませんですね。
「たまにはいいホテルでしたいな」
「オレはキミの部屋が良いな」

料理は、そうはいきませぬ。

まぁ、そういうことで、やっといつものお味を胃袋に落としたのでありました。

が、すこし多く作りすぎた模様。
明日は、知り合いの家を訪問する用事がございますから、土産物に加えようかと思う次第。
どーも、手ぶらで人の家にいけない小心さが宿っているのでありますです。
家に上がるとき、帰るときの礼儀も、忘れないというのは、やはり、ついに古い人間になったからでしょうか。

しかし、そんなちいさな配慮がとても大切なことかもであります。
品性下劣でも許してもらえのは、私メの生得かと思っておりましたが…。

「礼儀が正しくたって、あなたのエゴイストぶりは許せない」
なんて声が聞こえてきそうでありますです。