03.12
猛然と肉を食いたくなったのであります。
言うまでもなく、土日の占いの講義で体力を消耗したせいであります。
で、左から、ハツ、子袋、大腸を仕入れました。
ハツは心臓。子袋は卵管でございますです。
人間の内臓も、これと変わりはないはずでありましょう。
これをぶった切り、鍋にぶち込み、ニンニクとショウガと砂糖と醤油といっしょに煮込むだけであります。
あくまでも弱火で。
ものの30分もあれば完成するのでございます。
ただし、部屋の中は異様な臭気。
衣服にもニオイが移るのでございます。
ざっと、画像のような感じでありますです。
肉体が欲しているものこそ、開運につながるのであります。
しかし、まさか人間の肉ではないだろうな、という疑いが頭をよぎったりもいたしますです。
人の肉を食って死体を消滅させ、完全犯罪に成功した人々は、けっこうの数にのぼるのではあるまいか。
もしも、これが人の肉だとしたら、どうなのだろうと、しばし眺めるのであります。
亡父が、食道がんの手術をしたあとで、医師から摘出した部分をタッパーをあけて見せてくれ、反射的にホルモンが食いたくなり、そのまま焼き肉屋に行きましたから、たとえ人の肉だとしても案外平気かもしれませんです。
人間とは恐ろしい生き物でありますですね。…なになに、おまえと一緒にするな、ですって? ふむふむ、いかにもいかにもでございます。
ホルモンだけではございませぬ。
牛の霜降り肉もあるのであります。
これはオリーブオイルで10秒ほど焼くだけでOK。
野菜などとのバランスなど関係ございませぬ。
肉にだってビタミンくらい含まれていると信じているのでございます。
とにかく肉。
肉欲の宴とはこのことかもしれませんです。
真っ赤なワインが似合いそうだと、ヨダレがしたたることを禁じることができないのでありました。
おっとっと、大切な完成した画像の撮影を忘れておりました。
口の中も、髪の毛も、顔も、ギトギトと油んでおりますです。
これで講習の疲れはいっきに吹っ飛ぶことは確実でございましょう。
自分で自慢するのははばかれますですが、しかし言わせてくださいまし。
「十傳スクールの内容は素晴らしい」と。
「これほどのサービス精神に満ちたスクールがどこにあろうか」と。
「やがて素晴らしい財産になることであろう」と。
いささか、酔いが回ってきたのでありましょうか。
まてよ、十傳セミナー、ワインの会でも、こりケダモノ料理を出してはどうか。
いやいや、気持ち悪がって残されたらショックでありますし。
が、味はイイのですよ。
味だけかもしれませぬが。