2013
05.10

夏がそろそろと近づいているようであります。
立夏は過ぎたのに低温でしたけれど、やっと新しい夏に塗り替えられようとしておりますです。

かなりむかしのことですが、あるお女性から逃げられず困っていたことがございます。
しがみつかれていたというわけではございません
私メの肉欲が、そのお女性を欲していたのでありまして、いろいろと別口をタメしたのですが、合うお女性にめぐり会うことはできませんでした。

今年の気候は、まるで、それと同じような感じでありますです。
夏が煮え切らないのであります。

お女性が男と別れるためには、別の男が必要というケースは多いようでありますが、その気持ちは、当時を振り返ると理解できるのでございます。

もっと素晴らしい相手でないと腐恋から脱皮できないように、夏も暑くなくては夏ではないのです。

しかし、ここ数年は私メはお女性を愛したという気持ちに至っていないことに気づきました。

「また逢おう」
と約束しても、たちまち一ヶ月も連絡もせず、それは愛でも濁情でもありますまい。

「心は欲しくないから、それでイイよ」
というお女性も増え始めたのは、そのような私メにとっては快い時代へと移行しているともいえないこともないのでございます。

「え、もう二年も逢っていなかったのか」
メールなどでやりとりしていると、こうなりがちでありますね。

まてよ、占いを学び始めてからだな、心が騒がなくなったのは…と思いますです。
嫉妬をプレイとして楽しめるということは、恋情とは関係のない感情なのでございましょう。

まあ、いいさ、それで。

と呟いてみました。

やがて夏は猛威となって襲ってくることでありましょう。
そんなに情熱的になってくれとまでは求めていなかったのに…と困り果てる日々が来るのも、そんなに遠いことではないのでありますです。