2013
09.09

見上げると夏の空ではございません。

二日間の十傳スクールの疲労が残っておりまして、ぼんやりした頭で「間違ったことを講義しなかったか…」とかえりみたりしております。

断易は「合の解」を講義したのであります。
静爻の卦で、二つの爻が合しているときは、お互いに助け合う気持ちがある。それは遠距離恋愛で、お互いに会えはしないけれど、心と心が結ばれ、かえって仕事などに集中することができる状態なのであります。

が、その合した卦が動く場合には、その活動力がストップするのであります。これを合住と申しますです。卦が動くということは、遠距離恋愛でお互いに「逢おう!」と行動し、たとえば東京と札幌にいる二人が仙台で逢うようなイメージであります。しかし、逢えばそこで抱き合うことになるのであります。ですから行動力が停止されるというわけであります。

このようにイメージすることで、複雑な「合の解」をいくらかではありますですが、正しく理解することが可能になるのであります。

夏の間に潮風で自転車が錆びついておりまして、チェーンに油を差しつつ、「今は合もなにもない静爻の状態だなぁ」と肩の関節をコキコキと鳴らすのでありました。

秋は「秋落ち」という言葉がございます。いままで夢中にしてきたことに対して、その熱情が低下しがちな季節であります。
でも、十傳スクールの面々は、そういう心配はございませんでしたです。

奇門遁甲の講座の準備もそろそろしなければならず、けれど、本日は、ほどよい日差しを浴びつつ犬に散歩に連れて行ってもらおうかとおもっているのでありました。

紅葉というのではありませぬが、庭の草の葉の色が赤みを帯び、ふむふむ熟しつつある季節だと実感するのでございます。

数日前にUPした「奇門遁甲入門」の画像は現在、取り外しております。
「発売日まで非公開ですから」
という連絡がありましたゆえ。