2014
03.11

受講生のよこしまなよこしま殿から土曜の断易の講義の前に、プレゼントされた「赤いちゃんちゃんこ」なのであります。

まだ誕生日には何万時間もありますが、それは私メ本人の無駄な抵抗で、皆様からは哀れむべき老人として見られているのだと痛感いたしました。

それで、一人ではおって見たのでありますです。
フィットしてしまっているところが、忌々しいというか複雑な気分なのでございますです。

生きていれば誰もが辿る道でして、若き受講者の諸君だって笑っていられるのは今のうちでありましょう。

しかし、タイムマシンで過去に行き、青年時代の私メに会って「おいおい、張り切ったってお主は易者になる運命なのだぞ」と肩を叩きたくはありますが、ふたたび若返り、あの頃からやり直そうとはツユほども思っておりませぬ。

「年齢不詳だね」と心ある人は慰めてくださいますけれど、では27歳に見えるかと問いますと、とたんに沈黙してしまうのでございます。年齢不詳というのは、やはり単なる社交辞令と心得るべきものでありましょうね。

ああ、変わったなぁ、と先ほど、会計事務所で確定申告にハンコを押した帰りに、わが思い出の地である神保町をそぞろ歩きました。

変わったなぁ、と感じつつも、変わらないところもあるなぁとも思い、それは自分自身でもあるよなぁ、なんてつくづく赤いちゃんちゃんこの温もりを感じるのでありました。

こーなったからには、いやったらしいエロ爺になるしか道はございませんです、はい。

震災の日から三年目の決意表明でありました。

お女性様、ご覚悟を…!