2014
04.20

いつもより半月ほど遅れましたが、冬眠していたカメ子を起こしたのであります。

ときどき「もうスプリングだよ!」と冬眠用の水槽の中でガラスを叩いていた音は耳にしておりました。

ぬるま湯にいれて、しばらくすると「ああ、そうだった」というように私メを見つけて近寄ってくるのであります。

「どーして連絡してくれないのよ!」
と再会するなり、ケンカ腰になるお女性とは違いますです。

半年近くメシもとらず、孤独な水槽の暗闇で、カメ子は何を思って過ごしていたのやら。
また一回り大きくなり、押入れ用の衣装ケースも狭そうであります。

顎の力はまだ弱々しいながらも、餌を近づけると口を開けるのであります。

目も澄んでおりますから、大丈夫でございます。
文句も申しませぬ。

半年の孤独はなかったかのようであります。

こうして秋が深まるまでの半年以上、カメ子のお世話をすることになるのでありました。

2014
04.19

ソックスの片方がなくなったのであります。

洗濯をして干そうとしたら、「ない…!」なのであります。
洗濯機の周辺を探しましたが、ありませぬ。

忽然と消えたのでありました。

こんなことがあるのでありましょうか。四次元に消えたとか…?

そんなことがある道理がございませぬ。
運命学は、あくまでも現実的。

そこで断易の登場であります。
山火賁から大畜へ之の卦でございます。

二爻に伏蔵している午の父母が、そのソックス。
なくなったのだから伏して当然であります。
卦は正しく告げております。

で、しからば何処にあるのか。
二爻でありますから、床に落ちているのではありますまい。どこかに引っかかっているのでありましょう。

二爻の飛神の酉は寅に変わっておりますです。化絶。しかし化絶と見るのが、この場合適当かどうか。
化絶とみるより動いていると判断するのが妥当かもであります。
で、白虎が付されています。
白虎は尖ったもの…いやいや、この場合は機械かもであります。

と目星をつけ、ふたたび洗濯機を覗き込みました。
ありませぬ。

いや、ありました。

洗濯機のドラムにへばりついていたのでございます。

一件落着。

断易は、こういうことにも対応できる便利な占法なのでありますです。

卦は正しく告げているのであります。
その卦を解読する技術があれば百発百中!

さあ、断易の教室を開講するかどうか…。
ホントは、これも占えばいいのでしょうけどね。

2014
04.18

味の素の空き瓶に花を活けるという悲しきしやわせを試みたのでございます。

花はミツバチによって受粉し実をつけるのでありますが、なぜか実をつけないケースもあるのであるそうでございます。

メシベもオシベを選ぶらしいのであります。

数日前のブログで競走馬の種付けについて述べましたが、花もまた好きなオスメス、嫌いとするオスメスがあるというから驚きであります。

で、調べますと、短いメシベに短いオシベを受粉してもダメなようなのであります。短いメシベには長いオシベ、長いメシベには短いオシベでなければ良い実にならぬことが分かったとかであります。

つまり、同種の異なるタイプがたがいに求め合うのでございましょうか…。
育ちの良い坊ちゃんが、色っぽい不良娘に恋をするようなものでありましょう。
カラカラな大地に雨が降り注ぐと、大地は雨に感謝し、雨は大地のためになったと優しい気持ちになるように、この自然現象も同じでございましょう。

さて、これを干支の10干に当てはめますと、お坊ちゃんは甲でありますね。色気のある不良娘は己でありますです。

乾いた大地は戊。雨は癸。

甲と己は干合いたします。そして土を生みます。
戊と癸も干合いたします。そして火を生みます。

なんと10干の干合はすべて、恋の法則に従っているような。
同種の異なるタイプは、つまり混血を生むのであります。
南スペインは美男美女揃い。
すべて混血の美であります。

ふーむ。
今宵は、少し、これについて考えてみとうございますです。