2014
04.07

日々は砂のように流れていくのであります。

満開だった桜も、今日は路上を飾っております。風に吹かれて、花びらも明日になると忘れられてしまうことでございましょう。

うららかな春の日差しのなか仕事の合間の散歩でございますです。

貴重な時間であります。

もしも大きな悩みを抱えていたとしても、その悩みを考えても無駄なこともありますです。無駄なことに執着しすぎて、大切な時間を失うことは、さらに無駄を重ねることになりますです。

お金のこと、恋のこと、病気や仕事や家族のこと。この世に悩みの種は尽きませぬ。
そしてほとんど自分の力では動かしがたいのであります。

なんでもない小径。
でも、舗装されていない小径が、いまの時代にいかほど残っておりますでしょう。岩よりは柔らかく、女体の肌よりは固い土の弾力が踝に心地よいのでございます。

不思議な「気」が包んでくれているような感じでございました。

小径の終わりで、私メは束の間、何も考えていなかったことに気付くのでありました。

十傳スクールの春組の一回目の講義が終えた翌日で、すこし疲れているのかもしれませぬ。

賢そうな男子や、初々しいお女性に囲まれて、このうえもなくしやわせでございました。

明晩は夜間コース。週末は断易と奇門遁甲の六時間ぶっ通しの講義であります。

暖房も冷房も不要な、一年に数日もない貴重な時間の本日の散歩なのでありました。