2014
04.27

四柱推命の言葉に「春は金を入れず」というヤツがございますです。

寅月卯月の甲木生まれの人は金を嫌うという意味であります。

しかし、いつの間にか庭木がうっそうと生い茂っておるのであります。

仕事の合間に、枝打ちをすることにいたしました。

4月下旬ですから辰月でありますし、巳月ももうすぐ。

甲木というのは、樹木のことでございまして、春に枝を切れば成長できなくなることから、春月の甲木生まれのお方は、金行があるとダメというわけであります。

樹木は生木と死木とに分けて考えることが必要であります。
生きている木であれば大きく成長させなければなりませぬ。

ゆえに、生い茂りすぎた枝葉を落とし、陽があたりやすいようにするわけであります。

だから辰月、巳月、午月、未月は樹木の枝葉を落す必要がございますです。

ただ、木は冬には魂を根に帰りますが、夏には幹全体に漲るのでありまして、あまり切りすぎると痛がって樹液を流しますです。人もまた同じ。厳しすぎる教育は害なのであります。

ただ、死木は違いますです。
死木は有用な木材にするために徹底した加工が大事であります。
けれど、そのままでは板が反ってしまいますから、水につけてて丸太の湿気を均一にすることを先に施しますです。
是、人もまた同じ。

四柱推命に思いをはせつつ枝を落していましたら、欲情をそそる幹があらわれました。

不健康にも原稿の作成に没頭する日々に、健全な欲情の発散をしばらく忘れておったことを思い出したのでありました。

この世は、すべて暗示的なことに溢れております。
樹木は語りかけますです。
「魂だの樹液だのどーでもいいじないの。さっさと楽になっちゃいなさいよ」と。

さーて、どのお女性に連絡いたしましょうか……。