2014
05.17
05.17
海の近くに住んでいても若人ではありませぬゆえ海、海と大騒ぎはいたしません。
じつに半年ぶりでありましょうか。
すっかり夏の色に海面が輝いておりました。そして多くの人々がスタコラと走っているのであります。
仕事中に、いつも足を向けない場所に来るのは、気が散る原因なので感心いたしませんけれど、まぁたまにはよろしいでしょう。
近くの店でメンチカツを買いましたものですから、それが臭っておりますです。それは画像では分かりませんですよね。
安物の油で揚げたのでありましょう。
臭いだけで昼飯は、もういいや、となるほどでありますです。
人々はだれも楽しそうでありますが、風と波の音に吸われて無音であり、サイレント映画を見ている気分なのでございます。
この夏はいくつの恋が咲き、いくつの恋が実って、いくつの恋が破れるのでしょうか。
それらの思い出の背景として、海辺は体力をあたためているようにも感じられるのでございました。