2014
06.06

十傳スクールでお話ししたことがありますですが、私メの想い出のTシャツがこれであります。

先週13回忌の主人公の母方の祖母に買ってもらったTシャツなのでございます。
Youngという文字が懐かしくも恥ずかしくもあるのであります。

その祖母からのプレゼントは、このTシャツだだ一枚。お年玉は弟や妹は貰っていましたが「オメはんはお兄さんだから」と除外されておりましたので、Tシャツを戴いたときは驚いたのでありました。

で、ひと夏をこのシャツで通したのでございます。

この沼は県境にございまして、ほんど誰も知らない沼であります。
クルマをおいて、一時間半ほども道なき道をかきこぐと、緑の草原に辿り着くのでありますが、それは草原ではなく、樹木の緑が沼の湖面に映っているとに気付くのであります。

おお、十九歳の私メは汚れない表情をしておりますですね。

スケベの良さを知りつつあった時代でございますです。

Young、Young、Young。

口にすると淋しい響きがございますですね。

あのシャッはどうなったのか。
次の夏はまだあったことまでは覚えているのでありますけれど。