2014
09.26

家相の依頼が最近、連続しております関係上、つい専門的な目で家を見てしまうのであります。

この家は、美味いケーキ屋でありました。なのに昨年の暮れに店じまい。
二階の蒲団を干している部分が欠けとなっておりますです。東の欠けにあたりますです。

どーいうつもりで、ここに欠けを作ったのかはわかりませぬが、これはちと問題なのでございます。

こちらは東の張りがございますです。窓の部分でありますです。
この家はピザ屋を経営しておりますですが、不味く高いのが欠点でありますが、いっこうに潰れません。

最初のケーキ屋の家と比べると面白うございます。

家相ですべてが分かるわけではありませぬが、それでもある程度、その家の盛衰の鍵を握っていることは否定はできないのであります。

家相というものは、20年ごとに基礎となる局数が移動いたします。
現在は陽の八局であります。
ちと、つぎの家をご覧くださいまし。
玄関を見てほしいのであります。
母屋に対して斜めに玄関が作られていることが分かりますでしょう?

これは、家相屋のアドバイスを受けた家でありましょう。

門に対して玄関の向きが同じでは困るのであります。
玄関の向きは、家相上、きわめて重大でありまして、この家は20年が切り替わる2004年に、このように玄関の向きを作り直したのであります。
が、専門家にひと目で家相を考慮したな、と見破られるのは下相というものであります。専門家にも悟らせぬようにこしらえるのが上相の家であります。

しかし、この家はつましく学習塾をひらき、そこそこに人気があるよーでございますです。

家相もやはり気学よりは奇門遁甲家相が、現在のところは宜しいよーであります。

20年ごとに家相の局番が変わるのでありますから、それに対応した少なくても40年間は吉の家を考えるのが大切でありますし、そこで易者の力量とセンスが問われるのでございますです。
改築にしても低額の工事で済むようにすることも大切であります。