2014
10.22

いやはや、こういうお家がございました。
家相上は、お話にならないお家でございます。
プレハブの増築、その上に屋上のベランダまでおつくり召されておりますです。

たぶん、本当は屋上のベランダまでの階段を家の中に作ろうとしたのでありましょう。
しかし、業者に「構造上、無理でござんすよ」と言われ、しぶしぶ外階段で手を打ったに相違ございませぬ。

プレハブの増築は、おそらくはベランダのためでありましょう。
部屋からプレハブに入り、一度外に出てから階段で屋上のベランダに出るということになっているのでございましょう。

夏にはビキニのネエちゃんが、屋上で日焼けをするつもりだったのか、それとも仲間を呼んで、焼肉パーティーで幸せぶりを周囲にアピールしたかったのか、まさか洗濯物を干すためだけではありますまい。

この屋上ベランダのために東の高い家になり、それは家相では住人が陰気になると言われておりますです。
またプレハブのために採光に問題が生じます。
増築や御神楽は病人が絶えませぬ。

まだまだ色々と指摘したいのですが、
リフォームしたご本人は、はたしてご満悦でしょうか。
増改築は夢があって楽しいはずであります。

が、これはあまりに手作りっぽく、それはそれで味はございますけれど、味しかないのも困りますです。

ふーむ、死人が出そうな雰囲気でありますです。

2014
10.21

私メの愛用のチャリも、潮風のためなのか赤錆が浮き出ているのでございます。

雨でも自転車なのであります。
いやーー。
雨だから自転車なのでございます。

10月下旬から11月いっぱいが、私メにとって最高の季節。
とくに雨の冷たさが沁みる、この時期の自転車は、不幸なお女性に巡りあったような感動がございますです。むろん美貌を備えた不幸さが条件ではございますが。

笑顔より、困った表情に惹かれるのであります。
先日も、姪が出産いたしまして、赤ん坊を見学に行きましたところ、「この子ね、すんごく元気なの」とニコニコ顔をされましたら、気持ちがしぼんで、お祝いをあげずに帰ってきてしまいました。

困って苦しそうなお女性を、魔法の棒で笑顔にさせるのは大好きでございます。
でも金のオノを求められるとダメであります。
銅のオノを求められたら、いやいや金のオノもということになり、けれどそう単純な成り行きではなく、つまりは気分次第ということになりましょうか。

自転車の良さも、そういう気まぐれが自由であることなのかもしれませんです。

逆走あり、歩道通行あり、酔っ払い運転あり、電話片手の運転あり、無断駐輪ありと、そろそろ規制がおっばじまりましたが、それは他人が勝手に決めたことであって、私メとしては会議にも呼ばれず、そういうことを一方的に押しつけられても当惑するだけでして、「知ったことか」という着地とあいなりますです。

しかし、ラッキョウ型のヘルメットを着用してドロップハンドルの自転車にまたがるつもりは毛頭ございません。

しかし、最近は、酒を飲むと、自転車ごと転倒する年齢になりましたから気をつけねばなりませぬ。
十傳セミナーの講師という責任もございますから、いちおうは安全に気を配りつつ、錆チャリでお出かけするのでありました。

2014
10.20

嫌われるとホッとする習性がついておりますです。

笑顔で談笑している時、ふととでございますが、
「こやつにも、いつかは嫌われるのであろう」
などというネガティブな思いが胸をよぎるのであります。
それは、真夏の日盛りに、一瞬過ぎる冷風に秋の予感を覚えるといったようなものでありましょう。

しかし、嫌われてしまえば、あとは、もう無理をしなくてもイイのだと気持ちが楽になりますですよね。
相手は、私メに対する最初の好意的な先入観によって押してきますから、その先入観に私メも合わせなければならず、これがくたびれるのでございます。

メールの返しもおざなりであり、10分遅刻すれば帰るという人でなしの私メでさえ、このような人付き合いの苦痛を覚えるのですから、他のお方たちの対人関係の苦痛はいかばかりでありましょうや。

「ああ、やっと嫌ってくれた」
「もう飲み会に行かなくてもイイのだ」

と嫌われることは案外、幸せなことなのであります。

嫌われることによる傷つけられたプライドや、形容しがたい寂しさという心の処理さえ分かってしまえば、これほどの爽快感はございませぬ。

これも運命学を会得したたまものだと自分では満足しておるのであります。

世間では、イジメなどと社会問題として扱っておりますが、人との付き合いも寿命がございますから、仕方のない定めなのでございます。

電車などで初対面から喧嘩する人々がおりますが、これはちと性質の違う嫌われ方かも知れませんです。
でも、まぁ、それも一緒かな。

親しくなったお女性から「タメ語を使って」と求められますですが、私メは一応の敬語を貫くのであります。「名前を呼び捨てにして」と求められても、やはり自分の呼び方を守るのであります。

犬とは仲良くできますが、それは犬は犬だからであります。
人とは一定の距離感を保たないとヘトヘトに疲れるのでございます。

老母から
「いつまでもズーズー弁が直らねのは、友達がいねがらっか?」
と心配されますですが、「いい年をして友達など気持ち悪くて」と答えることにしておるのであります。

今日は、なぜ、こんなことを書いているのか自分でも分かりませんです。
占いはイイぞ、と言いたかっただけなのでした。