2014
12.28
12.28
丹沢山系の気脈の龍穴にあたる寒川神社に詣でたのでございます。
脳天がクラリとするほどの気が満ちているのでございました。
気を計るには社の手前の約10メートルに立ち、空気を救うように頭の百会にかぶせる仕草をいたしますと、よーく分かりますです。
午前中が条件でありますから、お近くの神社に初詣の際に試してみれば「なーるほど」と納得することでありましょう。
それにしても寒川神社の経営はずいぶんと黒字なようでして、来るたびにゴージャスになっているのであります。
お金を払い、シカと領収書を頂きまして、待合室に進みますと、多くの参拝人が順番を待っているのでございました。
茶を飲み、落雁を齧り、待つこと15分程でしょうか、アルバイトの女官が、人々を整列させるのであります。
白い上着を与えられ、口をそそぎ手を清めまして、社殿へと通されるのであります。
システム化され手慣れたものでございます。
私メは初詣より、年末に神社に行くことを習わしとしておりますです。
理由は、混雑していないから。
ここで、一人ひとりの名前を読み上げられるのであります。
私メの名前を耳にした時は、こそばゆくニヤリといたしますです。
と、記憶にある名前を耳にいたしました。
「あっ!」
しやわせカードの宛名書きに、そのお方の名前があったからであります。
とたんにカメのように首をすくめましたです。
会員さんが、この場に居るのでは…。
サングラスをかけ、中腰になりつつ、目立たぬように、社殿を後にしたのであります。
疚しさなどをないのに、これは私メの子供の頃からの習性であります。
が、気の効果なのでしょう。
肩の重荷から解放されたような身軽さを自覚いたしましたです。