2015
01.05

十傳スクールの講義が終わってからbonbonをプレゼントされたのでございます。

赤いbonbonにはワインが、黄色いbonbonにはブランデーが、それぞれに配されているのでございました。

辛党でもあり、甘党でもある私メは、左翼でも右翼でもなく性欲だと自称しているのとは別に、こういうヤツに目がないのでございます。
ただ塩辛いはずなのに甘いのはダメであります。
たとえばザラメをまぶした煎餅などは、ちと苦手なのでありました。

で、このbonbon。
冷蔵庫でいちにち冷やしてから、一粒口に含みましたら、あらあら、あのお女性との口づけのお味がするではありませぬか。

こんどは白いbonbon。すると、あらまぁ、雨の日のあちらのお女性とかわした口づけのお味。

六人のお女性とのキスを想い出してしまいそうなのでありました。

でもブルーのbonbonにはミントのお酒が含まれていると説明書に記されております。
ブルーのbonbonだけは、そっと残しておこうと思いました。

そーいえば、二年前の雪の日に、顔を近づけたらヌハーンとギョーザ臭いお女性がおりました。
「だって待たせるから」
と弁解されましたが、「何個くったんだ?」と尋ねたら「へへ、二人前」だとさ。
もしもお口づけしたら、餃子のカスまで流れ込みそうで「やめて!」と傘のなかで拒否いたしましたけれど、それはそれで思い出として、いや講義中のネタとなったやもしれないと、自分の器の小ささを反省する昨今でございます。

しかし、それでもブルーbonbonは、今年の夢の象徴として保存しておくことにいたしますです。