2015
01.06

正月に火災に遭った城崎温泉は、どーやら私メが宿泊した旅館だったようなのであります。

せっかく、おお良い宿を見つけたと思っていましたのに、もしも、それが本当ならば残念なことでございますです。

たとえ、そうではなかったとしても、あの家並みというか、いまは珍しくなった温泉街の雰囲気は、当分の間は味わうことは叶いますまい。

もはや、高級ホテルには魅力を感じることが出来なくなっておりまして、かといって格式をウリにしたバカ高い和風旅館も敬遠したいのでございます。
ごく普通の旅館で、掃除が行き届いて、古い木造の匂いのする宿。
これがなかなか見つからないのであります。

20年以上も前になりますが、占いイベントで佐世保グリーンホテルという鄙びたビジネスホテルに宿泊したことがございました。
私メは別にどうということはなかったのですが、占い師たちが、「ここは悪気がある」「水の流れる音がする」と騒ぎ出し、イベント会社の人に、そのバカどもが直訴し、近くに新しくたったワシントンホテルに移動したことがございました。
しかし、新しいだけが取柄でして、室内の乾燥がひどく、窓ガラスを空けて寝た記憶がございますです。

またしても冬の北海道の簡易旅館への憧憬が頭をもたげはじめたようでありますです。