2015
03.02
03.02
二年ほど前から、つまり「奇門遁甲入門」の本作りをしてから、老眼鏡をかけないと新聞が読めなくなっておりました。
遁甲盤の作成で視神経の老化がすすんだのは歴然としております。あれは過酷な作業でございましたから。
このままジクジクと目が悪くなるものと覚悟をしておりました。
眼➡歯➡マラは男の老化の順番だからであります。
そんな時、とは2月の27日のことでしたが、赤坂でオープンしたマッサージに招かれる偶然を得たのであります。
五木ひろし事務所の隣が、そのヒポクラテスなのであります。
Tシャツのようなものに着替えさせられ、まず足を責められるのであります。
足を温水でうるかし、次に左足の裏を、拳でぐりぐりさせたのでございます。
痛いのであります。
そんなところをグリグリしたら軟骨が折れるのではないかと案じましたが、ここは我慢するしかなさそうでありました。
「ははぁ、肉ばかり食べていますな」とか「噛まずに呑みこんでいるでしょう」とか「ここは男の原点ですよ」とマッサージ師はのどかな表情でグリグリ。
「男の原点だけをお願いします」
と心で痛切に叫ぶのでありますが、しだいに耐え難い痛みに「あう、あう」と外人女のように喘がざるを得ないのでした。
次に、別室での背中のマッサージ。
これは快感でありました。
と2時間ほど。
何をされたのかサッパリわかりませんでしたけれど、その翌日から老眼鏡を使わなくても新聞が読めるではありませぬか。
「ふむふむ、殺され王子の遼クンか。痛かったでしょうに」
などと目に入ってくるのでございました。
いずれにしても驚いたのでありました。
皆様方も東洋医術に親しみを持つことも楽しいかもしれませぬぞ。