2015
03.28

三条境町のイノダの珈琲を飲みつつ、考えていたのでありました。

ここの珈琲は濃すぎてお代わりすることはできませぬ。
それは昔とは変わらず、黙って注文するとお砂糖入りの珈琲が運ばれますから、「お砂糖は抜いて」と念を押し、さらに「角砂糖をお願いします」と頼むのでございます。

つまり角砂糖を齧りながら、すすると極上に味わえるのでございます。

私メは薄い珈琲は苦手であります。
お女性もまたひと癖あるのを好みますです。
「じゃあ、わたしは無理かも」
とお澄まししても無駄かもですよ。

占いに興味をもつお女性は、それだけでも曲者でありますから。

ひと癖あっても口ごたえはこまりますです。
泣かせたくなりますから。
明るすぎるお女性もダメかもですね。

ところでお上品を気取っているお女性が、放屁をするミスは可愛らしいものであります。
臭いのする屁は別ですけどね。
ところで、これはミスなのかどうか、いまだに疑問なのでございます。

有名なすっぽん屋で出されたお新香であります。
沢庵が三切れ。
これは「身切れ」といって縁起が良くないとされ、「一切れ=人切れ」と同様に忌むこととされておると認識しておりました。

高級店だから、それはそれなりに意味があることだろうとは、私メは思いませぬ。
知らぬでは…という疑いを消すことはできないのであります。

京都は変わったな。
今回の正直な感想は、コレでありました。

味がバカに濃くなっているのも、この感想を強めるものでありました。

変わったからダメになったということではありませぬ。

お女性と再会し、以前とはちょっとした変化を空気で感じたような新鮮さがございます。
けれど、
「口ごたえするようになったね」
「いつまでも、あなた好みの女でいると思った?」
というのではございませぬ。

「わたしは昔のまま。変わったのはあなたの方じゃない」
「ほーら、そんな口はきかなかったよ、まえは」
という感じに近いものであります。

新しい関西、しらずにリニューアルしたお女性に、私メは強く惹かれるのでございました。