2015
04.28

十傳スクールの第一期生は二年半にして断易の「黄金策総断千金賦」へと着地するのでございます。

そのテキストがこのほど完成し、次の講義では、その第一頁を開くことになるのでありました。

二年半という歳月は長いのか、そうでいなのかは私メにも分かりませぬ。
が、初等科の最初の頃がもっとも大変ではなかったかと推測するのでありました。
一年してまだ断易の納甲も完璧でなかったというときは、正直、愕然としたものでございます。

「黄金策千金賦」を通らずして断易を語ることなかれ、なのであります。
とは申しましても、何も緊張することはなく、いままでの復習のようなもの。
キチンと頭を整理したお方にはスルスルとはいるでありましょうし、たとえサボっていたとしても「そういうことであったか」と納得することになるでありましょう。

このように占例も「彼女は妊娠しているか?」など卜易でなければ解くことの不可能なことがら。

黄金策をマスターしている断易家は日本に数える程度しかいないのであります。
みんなイイ加減断易。

これは財産になるのであります。
他人にはない財産、つまり魅力なのであります。
「ああ、バカバカしいことをしているのではないか」と嫌気がさしたこともありましたろう。

がタロットのようなチャラけた占いならば、オバちゃん占い師などや読売カルチャーセンターにでも行けばいいのであります。独学だって可能であります。

しかし、断易をキチンと初歩から、そして系統立てて黄金策まで学んだということは、これは誰にも持てない強みになるのであります。
誰に聞いても分からない、ネットで調べたって分からない。
そういうことを知るということは一種の権力を掴んだことと同じ。
「反抗するなら教えない!」
とニラミをきかすことだって出来るのであります。
ある分野を征服するということは、そういうことなのでございます。

いままでヘコへコした人生を送ってきて、その生き方がイヤでイヤで仕方なくなったら、黄金策までついていらっしゃいませ。
第一期生の皆様、威張れるのは、もうすぐでございまずですよ。

これは四柱推命も奇門遁甲にも言えることでございます。