2015
05.05
05.05
茅ヶ崎の神社で、今年もご覧の演歌の歌い手たちのドサ回りがあったよーでございます。
私メも聞きに行く心づもりでしたが事務所からの戻りが遅くなってしまい、断念したのでございました。
「この人たちに未来はあるのでアローか」
の哀れさをしみじみと感じさせる神社の境内での演歌会でございます。
歌い手側も聞き手にも「ない未来を期待する」が絶妙に共有され、それはそれは美しいのでございます。
聞く方は全員が白髪頭か禿げ頭。
来年の今頃はだいたい二割はこの世のお方ではありますまい。
無料でありますから、百人は集まるのでしょうか。
ところで曲名の波止場酒の波止場とはどこなのでありましょうか。
架空の場所なのですから、どこでもイイのでございますけれど、「ここが波止場かぁ」と認識したいものでございます。
それにしても、この演芸会はなかなか元気のつくものでございます。
いぜん、そうもう20年以上も昔のことになります。
厚木パルコで、占いパフォーマンスを企画したことがございました。
ちょうど、GWでありました。
そこで、観客の相性を占ったり、皿割り占いなどもするハズでありました。
しかし、集まったのはたったの三人…。
マイクで呼びかける声が虚しく空に吸われ、歩行者からは哀れみと軽蔑の眼差し。
私メが真っ青になったのはともかく、パルコ側からも沈黙の激怒。
準備などで30万円は支出させていたので顔を上げることができませなんだ。
いまでも真夜中に「ギャッ!」と悲鳴を上げたくなる衝動にかられますです。
演歌四人衆に未来を与えてくださいましと、演芸会場の方角に手を合わせるのでございました。