2016
01.08

仕事の合間に、リニューアルした茅ヶ崎ラスカにぶらりと出向くのが、けっこう楽しいのであります。

誰もいない屋上で、海だの山だのを眺め、お女性の洋服とかバッグなどもチェックし、さいごは食品売り場。

「あのジジイ、また来てるよ」という後ろ指の気配を感じますけれど、それも平気。

時間があれば、ちいさな美術館で無料の展示物を見るのもイイものであります。
平日だと誰もいないこともあれば、いたとしても一人か二人。
ドイツの官兵のようなお女性の監視人が簡易椅子に座っているだけで、時間が静止したような無音。

そうして松林の中を歩くのであります。

と、書くと、自分がひどく恵まれた生活をしていることを実感いたします。
「みんな額に汗して働いているのに」
「地道に正直に働くのが大切なのよ」
と私メをみて子供に教えているお母さまがいるのではないかと思ったりいたします。

けれど、こうも考えるのであります。
この贅沢に自由に出来る時間は、神様のようなものがいて、
「お前に、断易などをまとめる時間を与えよう」
と指さしされているのではないかと。

いや、最近になって、とくに、それに違いないと思うのであります。

卜噬正宗などを和訳した藤田善三郎氏も、閑職だつたと聞いております。
そして「自分は断易の和訳の時間を神様から与えられているんです」と言っていたたことを師匠の鷲尾先生から聞いております。

そのときは「へへっ、負け惜しみ」と思っていましたが…。