2016
02.12

十傳スクールを受講したいのだけど、断易がイイのか、それとも四柱推命にしようかと迷っている方が、けっこう多いので、説明してみますですね。

断易ってのは、日常的な問題がどーなるのかを占うものでございます。
・失くした指輪は見つかるのか?
・相手は自分をどう思っているのか?
・この商売は儲かるのか?
・誰が使い込みをしているのか?
そんなことをサイコロ(ほかにも方法があります)を用いて、出た卦を検証して占うものでございます。

断易については、当ブログでもいくつか占例をUPしているので、「十傳スクール」のカテゴリーで見てくださいまし。

一方の四柱推命は、個人の生まれた年、月、日、時間の干支でざっくりと占うものであります。
ざっくりと言いましても、自分には財運があるのか、名声運があるのか、モテるのか、あるとすれば何歳ごろが良いのか、なんてことを占いますです。

さらに言いますと、

時 日 月 年
己 己 壬 癸
水 水 水 火
こういう命式が出たとしましょう。
水行の多い寒い命式であります。
日主は己で、この土を支える根がありません、年の火がかろうじて土に力を貸しています。あとは壬の財運が強いのであります。
財運が強いから儲かるとすれば、それは違うのであります。
財を支える日主が弱いし、己は泥。水を濁しながら溶けてしまいます。
つまり、お金のために自分を失うのであります。
これは売春をしていたお女性の命であります。(一部加工しております)
頭の中はお金のことばかり。
しかしお金を掴むことは出来ないのであります。

時 日 月 年
庚 辛 〇 〇
の命式。
これは虎の威を借りた性格になるのであります。
本当は弱いのに、時に庚が隣り合っていますと、辛の性格から庚の性格に変わるのであります。
しかし、ピンチになると辛の弱さが出ますです。
今年の正月、彼からの年賀状は、名前すらないのでありました。虫眼鏡でアドレスを見て、はじめて彼だと気づいたのであります。
或る上場会社の部長で、威勢の良い男だったのでしたが、仕事でミスし、左遷させられたのでございます。たちまち小心の正体をさらけ出したというワケであります。

このように、ざっくりとした判断とは申しましても、四柱推命は、自分や相手の生き方の根本をみるには最高の占いと申せます。

理想は、四柱推命と断易を併せ技で鑑定するのがベスト。

あれれ、ますます、どちらがイイのか分からなくなったかもしれませんですね。
どちらも二年ほどのお勉強は最低でも必要であります。