2016
03.15

三月も中旬。
二月から丙申年になりまして、そろそろ年運の影響が出始める頃であります。

①子年生まれの辰月(4月)生まれのお方
②辰年生まれの子月(12月)のお方
③生まれが辰日で他に子のあるお方。
④生まれが子日で他に辰のあるお方。

この①②に該当するならば、言動によほどの注意が必要なのであります。

胸に手を当てて省みてくださいまし。
妙に強気になってはおりませぬか。あるいは、反対に周囲に不安を感じてはいませんでしょうか。

申年は、子や辰があると、申―子ー辰の三合が形成され、申も辰も水行に豹変してしまうのであります。

生年月日が破格の現象を起こしやすいのであります。
つまりいつものペースが乱れるのであります。スムーズに通ったことが塞がれてしまうのであります。

いつもは、おとなしく周囲から可愛がられていた者が、何故か意地っ張りになり持論をとうとうと述べ、それが周囲から憎しみを買う結果となり、ボコボコにイジメられる方向へと流れるのであります。

普段は自信満々だった者が、お金をだまし取られたり、事業に失敗したり、左遷されるケースもございます。

イジメ問題を例に挙げれば理解できるかもしれません。
反抗しない子供はイジメに逢うことはありませぬ。弱いくせに妙に意地を張るからイジメられ自殺に追い込まれるのであります。弱い者は徹底して弱いのであれば、「これは可愛そうだから守ってあげよう」とかえって大切にされるのであります。

私メも「そろそろ申年の影響が出る頃であろう」と網をはって待ち構えている今日この頃。
どういう言葉に、どういう反応を示すのか、そして、どういう変化を起こすのか。克明にメモを取るのであります。標本採集であります。
人でなしの態度で、その相手を追い詰めたりもいたします。猫がネズミを弄ぶよーに。窮鼠猫を噛む被害を覚悟して。

それらのメモは貴重な財産となり十傳スクールの四柱推命の講義などで活かされるのであります。
「こういう人には、こういうプレゼントをすべきです」
「今年に限ってはシカトが効果的です。思わせぶりな言葉を投げつけてから」
など完全に消化してからは、鑑定にも活用するのでございます。

おもえば罪な職業ですが、仕方ありませぬ。
西洋医学は死体を研究するのに対し、東洋医学は人間を生かして研究道具とするのに酷似しております。

いずれにせよ、男女とも①から④に該当するお方、要するに生年月日時間に「辰」と「子」のあるお方(拙著、奇門遁甲術入門の巻末の暦で調べてくださいまし)はこの一年間の言動にはご用心であります。

男は仕事について、お女性であれば男関係について、失態を演じやすいのでありますから。両者とも健康管理もお忘れなくです。