2016
07.09

平塚は雨でして、せっかの七夕祭りのかき入れ時なのに、この淋しさ。電車の中からお気の毒に…でございます。

四柱推命で身弱多財の命というモノがございます。

財の力に比べ、自分の力が劣っている命であります。財の山があるのに、軽装備で登ろうとしているイメージでありましょうか。

男であれば女に騙されるのであります。自分では女を利用していると思っていても、最終的に騙されて泣くに泣けないありさまとなるのであります。むろん、お金は残りませぬ。

お女性だとて同様でございます。そこに財の山があるのでありますから、お金が欲しくてたまりませぬ。会話もお金に関することであります。けれど、財の山に登る体力がありません。けれども欲しいのであります。
自分は働かずにお金を得られる方法を考えることになるのであります。

で、お金を掴めたとしましょう。
ところが身弱多財のお方は、浪費の天才。
あっという間に財布は空っぽ。

ここで面白い現象がございますです。
日干が木星のお方は、投資でお金を使い切り、火星のお方は時計だのそういう宝飾などにお金を使い、土星のお方は旅行だのでお金を流すようであります。
そういうことをチェックしながら、卒論科のテキストを作成しているのでございますが、心の中で「ちょっと、ちょっと、ちょっと」という声がしきりに響いております。

身弱多財だけでなく、身旺弱財、身弱多官とか、剋漏大過など、生まれた日によってあらわれてくる現象が異なっていることが面白うございますです。地支だけに官星のある人、天干だけに官星のある人でも、恋愛の形態が違い、これまた的を射ているのは驚きでございます。

テキストが完成するにしたがって、これは漆の箱にでも入れて「新陰流占術極意書」として仕舞い込んだ方がいいのではないか、などとケチな思いに耽るのでございます。

おやおや、飲み屋のポスターかと思いましたら、ピアノのコンサートのヤツでありました。

平塚は、多々、誤解してしまう謎の街であります。

身弱多財ではありませぬが、私メもついついお金を流してしまいそうになるのでありました。