2016
11.28

夏過ぎに頂いた朝鮮漬けが、ほどよく醗酵しておりました。

酸っぱさが出るくらいに漬かっていないと美味くありませぬ。

幾重にも巻いたビニールをほどくと、保管していた車庫は異様な匂いが充満するのでありました。

占いのお勉強も、この漬け具合かも知れませぬ。

さっぱり理解できなくても、そのうちネチョッと分かりだすのであります。そうなればシメたもの。

理解にも個人差がございまして、最初から頭に入ってくる人がおります。でも、そういうお方は部分的に秀でているだけであります。
じっくりと頭になかで熟成を待っての理解は、部分的なモノが線のよーなもので結ばれる理解であります。

本日は、仕事が予定より早く終わり、一日分儲けた感じであります。

次の仕事をすればイイのでしょうが、そうはいきません。

この解放感は、今年初めてのモノであります。

インスタントのお赤飯をこしらえ、朝鮮漬けといっしょに腹に納め、臭い息を吐きながら、11月の仕舞の黄昏た空を仰ぎつつ横たわる解放感。

ストーブにも火を入れました。石油の燃える匂い。

「勝手にしろ…」
なんて、相手なくして呟いてみました。

世爻、子孫動きて空亡の妻財を生じる。

「そーだよな」なんて、一部理解が線でつながるのであります。

私メもいまだ未熟な学徒なのであります。