2017
02.23

数日前のブログで語った「階段のスポット」にぶらりと立ち寄りました。

小雨の朝の散歩。
私メは少々の雨では傘はさしませぬ。濡れて歩くのが好きだからでございます。フードつきのコートを数着持っているのも、そのためかもしりませぬ。

雨が強くなったらフードをかぶればいいのでありますから。
が、歩くとフードがよわい風圧で脱げてしまうのが現実なのであります。

階段を下り、いつもの立ち食いソバ屋のノレンをくぐりましたら、おおおっと唸るほどの美少女がバイトしているではありませぬか。

朝定の、卵入り納豆をどんぶり飯にぶっかけて食うのが、いささかオショシかったであります。

ちかくの北野神社の紅梅白梅を眺めながら、ふたたび事務所に戻るのでありました。

ふと、「いま気になる文字はなに?」と尋ねたなぁ、と記憶がよみがえりした。
記憶とは奇妙なもので、どういう連想で、突拍子もなく浮かび上がるのかわかりませぬ。

「文」と彼女はこたえました。
「いいの?」と問い返しました。「文の文字はね」。お女性は好奇心に満ちた双眸を向けています。
測字占いなのであります。
任意の文字を書いてもらい、現在、相手の心にあるものを知る。それが測字占法であります。

文は、激しいまでのセックスの願望が心で葛藤していると見て間違いございません。
文は交わるに通じるからであります。

ニタニタと笑顔の私メを、キチガイでも見るように出勤者は通り過ぎていくのでありました。