2017
04.17

望みは忘れたころにかなえられる。だから、何事も執拗に求めてはならない。
と、いう意味のことを、当ブログで何回か語ったように思います。

昨日の断易初等科Cの講義をしていて「空世者即致」という用語にぶつかり、ああ、完全に占い体質になっていることを思い知ったのでございました。

この用語こそ、待ち人は諦めたころにやって来るという意味でございます。
相手からの電話を待ち焦がれてもかかってくるものではありません。携帯を置いて、トイレに入ると呼び出し音がなるという経験はあるはずであります。

待つという執着、夢をかなえようという情熱、そういう自分の強さに、運は引いてしまうのでございます。
諦めた時、間合いを外したときに、いとも簡単に手の中に飛び込んでくるわけであります。

もう嫌悪しか残っていない相手から、しつこく連絡があるなどは、その極端な例かもしれませんですね。

今春から、十傳スクールは、占いビジネスのヒントも講義の合間に語ることにいたしました。
そろそろ独立したい気運を感じ取っているからでございます。
占いはビジネスの宝庫でございます。
が、それだって空世者即致の原則は生きていて、「ぜったいに成功させるんだ」とか「大儲けしてやる」と意気まいていては絶対に上手くいきません。

どうやら運は、必死とか情熱のよーなものを嫌っているご様子であります。

商売も恋も、「どうでもいいや」と力を緩めてみてみてくださいまし。
きっと思いがけない方角から手が差し伸べられることでありましょう。