2017
05.02
05.02
夏の時計に衣替えをいたしました。
突如として気温が上がり、革のベルトがダメになってしまいますです。
こーして時間の過ぎるのをコチコチ眺めているのでございます。
好きな相手といる時間は、たちまち過ぎ去ることは、意識しないのでありますが、よくよく考えると不思議な現象であります。
「もう、こんな時間…」
と、ということになりますです。
二人して時を貪っているのでありましょうか。
あるいは、そのあいだは時が止まっているのかもしれません。
浦島太郎のように、気づくと、過ぎた時間の向こう側に放り出されてしまったりして。
また想い出が前後することもまた、不思議であります。
前回のおデートのエピソードが、前々回のもので、前々回の想い出が、前回のおデートであることはよくあること。
占いで支配しているのも時であります。
生まれた時、成功する時、失敗する時、死ぬ時。
本日は亡父の命日でしたが、父のことをリアルに思い出せなくなっております。はたして、父がいたのかさえも記憶の中であやふやになるのであります。
亡父より10年も前に死んだ祖母の思い出が鮮烈だったりいたします。
そーやっているうちに、私メも最果ての港町のバス停のベンチで、風に倒れて、「ああ、今死ぬところなのか…」なんて思うことになるわけでありますですね。