2017
06.09
06.09
冬に東京駅で、ふと長野へ行ってみようと衝動に駆られてから幾日が経ったのか。
今夜は、ビールの誘惑でありました。
立ち飲み風のビヤショップで濃い目の液体が喉をとおり胃の腑にズンと落ちる気持ちは最高であります。
もう夏でして、雪も霰もございません。
指の二本を唇にあてて、エア煙草にして吸い込むのであります。
帰宅したらドライフラワーをお客様に送る準備をしなければなりません。
パワボ、つまり奇門遁甲「造作法」は秘伝中の秘伝とされております。
正しく用いれば確実に効力を出す不思議なものであります。
いえいえ、不思議というのは、たとえば鍼灸師が詳しいツボのようなものでありましょう。腕の或るツボを刺激すれば、頭痛が治るもの似ております。
肉体を地相に置き換えただけであります。
この方角にパワポを置けば、地相が刺激され、目的の効果が発揮するという理屈であります。
ただ、気をつなければならないのは、マグネットの置き方や、その磁力の強さであります。
鍼灸師も、その人の体調や年齢に考慮して、刺激の強弱を調節するように、パワポのマグネットも強ければ良いというものではございません。
まぁ、詳しくは、いずれ開講する「造作法」で解説する予定でありますが、呪術を取り入れたものでありますから、処方は、まずはお手柔らかなところから始めるのが賢明なのであります。
おっとと、そーいえば先日の、奇門遁甲初等科で、人を殺す造作法をペラッと語ったところ、スクールが沈黙に包まれましたっけ。
琥珀色の液体がじんわりと脳を痺れらせてまいるのでございました。
これ以上のビールはヤバイかもしれませんです。