2017
10.16

こーいうことなのでありました。

奇妙なご招待がございまして、不安ゆえ、水杜先生に同伴を願って、赴いたところ、「でん先生」というチョコのプレートがございまして、
「おお、そーでしたか」
誕生日の歌を合唱されたのでありました。
よそのお客にまで拍手をされまして、不覚にも落涙してしまうのでございました。

ふと、このお店で最長齢なのは…と、すすめられるままにハイボールをしたたかに煽るうちに不安にかられましたが、どーやら二番目の長老であることに安堵し、ふたたび、
「お酒、お代わりしてよろしいでしょーか…」
なんてリラックスするのでございました。

時は瞬くうちに過ぎ去り、小雨の繁華街をぬけまして、駅構内に。
傘を杖代わりにエスカレーターでホームまで。東京駅にて水杜先生と別れまして、いやに空席の目立つ東海道線に。

狐に化かされた不思議な夜なのでありました。

思い出せるのは、亀甲縛りを披露したことでありましょーか。
そういう趣味の持ち主の集まりとは知らなかったのでございます。

調子に乗った私メは、ただ消え入りたい気持ちでいっぱいなのであります。