2017
10.25

行き先は分からないのであります。

気分で走っておりますです。走りながら行き先が決まるのであります。
自分の生き方と似ているのでありました。

どこにいるのか、いまは何曜日なのか、あらためて考えないと確認できませぬ。

とても贅沢なのでありました。

夜中にジンマシンの予兆がありましたから、水をがぶ飲みしたせいで、顔はむくんでおりました。
が、関係ありませぬ。

誰も私メを待ってはおりません。
老母の待つモリオカでも、美女さまたちの待つ神戸でも、東京の十傳スクールでもないのでありました。
この点が、ア放浪の旅なのであります。

そして、岬という岬は、私メのほか、誰もいないのでありました。

独占しているのでありました。

なにも語るべき何もございませぬ。
大事な何かがあったよーな気がしましたけれど、さて、それが何だったか…。

衆議院で勝ったバカ者がパーティーをしているホテルがあり、落選した愚か者のショボい事務所があり、それはどこの地方でも同様なのでありましょう。

ランチで頼んだら、こんな面倒なことになるのでありました。

カニの殻をハサミで砕いて中身を喰えだと。
汁が肘まで滴るではございませぬか。

お味は上々。

さーて、また宿を見つけて、今夜は泥酔…いや、泥睡をしようかと思うのでありました。