2018
02.08

2月も立春を過ぎますと、ボンヤリしていた頭が動き出し、いろいろと悩みとか疑問が生じるよーであります。

メールなどでのご質問も多くなり、お答えしてイイものと、秘伝に関することでお答えできないこともございます。また、教えてくれるが当然だと言わんばかりの文面に、へそを曲げることもしばしば。

そーしたとき、ふと、西村のオバちゃんのことを思い出すのであります。

もう死んでしまったのかも分かりません。
西村のオバちゃんは鷲尾先生の教室に通っていた頃の、年上ではありましたが同輩という位置関係でありました。

深夜に突然に電話があり、
「オノさん、先週のノートを見せて」
などと、いきなり本筋から話し始める習癖をもっておりました。
「非売品の原文の書いてある本を貸して」
「講習会の記録を見せて、着払いで送ってもイイから」
ということもございました。

いちども貸したことも見せたこともございません。

「いくらなんでもさー」
まずは社交辞令があったっていいんじゃないの。なのであります。

横浜の中華街で雇われ占い師をしていて、「オバちゃんね。占いの途中からボケだしたようですよ」という噂は耳にしておりました。
私メから快い返事がないと、ガチャンと電話を切り、知り合いに次々に電話をしていたこともございました。

すでにボケ出していたのかもしれませぬ。

当時のそのオバちゃんと同じくらいの齢になり、「妙に頑固で意固地になりつつあるなぁ」と我が身を振り返る今日この頃。
まさか、ついにボケが始まったのでは…と思うこともございます。

哺乳瓶でちゅぱちゅば。
赤ちゃん返りになっていないとも限りませぬ。

逸楽の時を過ごせる私メは、しかし、しやわせなのでありますです。