2018
02.28

四柱推命卒論科及び接続科では、私メの知り合いの数々の命式を用いておりますです。

歴史上の人物とか芸能人などの有名人の命式はアテにならないからであります。嘘だとまでは言いませぬが、リアリティに欠けておるのであります。

実際の、生きた命式であることで、具体的な運命の正体が立体的になるのであります。

左の画像は、私メが4才あたりかと思われます。
後ろのお女性はTちゃんでして、16才頃ではないかと。叔母はTちゃんの継母でありました。
私メとは血のつながりはございませぬ。

残念ながらTちゃんの生年月日は分かりませぬ。
グレまして、20才あたりで、仙台に越したのち音沙汰が消えていたのであります。私メに中学入学の祝いの万年筆を残して。

Tちゃんの裸体を、お風呂場で目撃したことがありました。
小学生の頃だと思いますです。
真っ白なスレンダーな姿態に、ギリシアの彫刻のよーな乳房、長い脚と、けむったよーな恥毛。

はじめてお女性の体の美しさの稲光に打たれのでありました。
「オンナの裸とはかくも神々しいものであるのか!」
オノ家のオバたちの家畜の如き裸体とは全然違うのでありました。

風の噂では、彼女の争奪のために男が自殺し、結婚した相手も狂死。子供が二人いましたが、男の子が27才で事故死…そんな運命を歩んでいたのでございますです。
ぜひとも生年月日の資料が欲しいお女性なのでありました。

Tちゃんと再会したのは、あるパーティー会場でありました。
給仕係の責任者となっておりました。
「あら」
「あれっ」
すれ違って数歩して、おたがいに振り返ったのでありました。

老いておりましたです。
脱衣所でのビーナスの裸体と、老いてやつれて疲れ切ったTちゃんの、どちらが本物なのか、私メの頭脳は過去現在が目まぐるしいほどに葛藤したのでありました。

見てはいけないのに、シミだの汚れた歯だの濁った白目を見てしまうのでございます。

そして、最後まで…とはいっても短い時間でしたが、やはり生年月日を聞き出すことが出来ませんでした。

2日前のブログに、温泉の裸体像をUPしてから、Tちゃんのことが、いやに思い出されるのでございます。

人の運命とは、たとえそれが不幸だろうと、しやわせだろうと、とても魅力的に感じられるのであります。
いやいや、一概に、幸不幸だとは断じられませぬが。