2018
03.30

やはり、私メは、少女時代に心を傷つけられ、その屈折した痛みをいまなお引きずっているお女性に惹かれるようなのであります。

だから、易者稼業を続けていられるのでありましょう。

太陽のもとで伸びのび、すくすくと育ったお方だと、イイ形をしたオッパイの美女さんだったとしても、馴染めないのでございます。

桜に対して
「優等生だよな…」
尻込みしてしまうのでありました。

最終回の四柱推命接続科の講義のなかで「娼婦」を取り上げましたです。

一回三万円とかのお女性も娼婦と申しますが、成功した男を結婚という名目で、横からかっさらうのも娼婦だと解説し、その命式のポイントをお話ししたのでございました。
「わたしは、そのような下品な女ではありません!」
と、つんと澄まして、銀座あたりをブランドで着飾っているお女性に、このような大娼婦がいるのであります。財産や地位や名誉をゴソッとかっぱらうお女性であります。

桜を眺めているのでございます。

「桜のようだな、キミは」
恋人を捨て、かなり年上の医者と結びついた女子のクラスメイトに言ったりいたします。
彼女も60過ぎですが、30代にしか見えず、
「まだまだ散りそうにないね」
なんて喜ばせるのであります。

が、そんなお女性を可愛く感じるのは、消したい過去の浸食をおろおろしながら、反抗してきな者には徹底した防戦を取っているからかもしれませぬ。

「そこに触れてはダメ」

ピンクの表面からは信じられない、引ん剝くとどす黒い、まるでアワビの肝のような内面。
それはそれで味がございます。

どー生きようと、各人の勝手なのであります。
桜ですら、
「ほんとうは違う花になりたかった」
かもしれませぬ。

さよなら、2018年の桜たち、であります。