2018
05.27

神戸の十傳スクールに向かう途中でありました。
名古屋から乗ってきたオジジ。

「おおっ!」
青春の白いソックスではありませぬか。

まっさらなスニーカーにタンガリーシャツ。そして、アンティークな鞄。

「勇気ある~!」

朝4時起床の眠さも、吹っ飛んだのでございました。

「まだいるんだ」
私メも、得意がって白のスポーツソックスを履いたものでありました。
が、それは中学の時分。

そのオジジは、私メより4つ、5つ年上。団塊の世代でありましょう。
しかし、それにしたって、すでに白い靴下はすでに廃れて、オショシイものになっていることはご存じのはず。
「友達がいなかったのか」
「敢えてかも」
「ムショに入っていたとか」
思考はさまざまにスパークいたします。

「当時の仲間に会うためか」
すでに仮装の域なのであります。

お女性におかれましては、ルーズソックスという存在に匹敵するでありましょう。

「たぶん分かり過ぎて、かえって意見が衝突するだろうな」
もしも、このオジジと会話した時を妄想しましたら、ふいに怒りに似た感情が降臨してまいりました。
スニーカーを脱がせて、外にぶん投げたいよーな感情であります。
鞄もカッターナイフで切り目をつけてやりたいよーな。

まさかお忍びのおデートでは…。
「まさかまさかまさか」
と否定するのでありますが、女心は不明であります。

これ以上、妄想すると講義に影響すると考え、無理に目を閉じるのでありました。