2018
07.31

居酒屋などでハッと気づくことが多々ありますです。
「この店で私メが最長老ではないか」
と。
気にすることではないのでありますが、自分の事となると激しく恥じ入るのでございます。

自分は何を無邪気にハシャイでいるのだろうかと。

どなたもでしょーが、若い頃は、そんなことには無頓着で、たとえジジイがいても目にも入りませんでした。「年寄りも来るのだな」程度。

けっして自意識過剰だとは思ってもいるわけでもありませんが、
「最長老なのだから、落ち着いた物腰にならねば」
などと、心からロックを消して、軍歌も消して、かといって民謡とか演歌はイヤなので、自然にエロへと話は流れるのでありますです。

飲み屋での占いの話はほとんどテキトー。

しかし、この店は私メは年少組かもしれないので、安堵できる空間なのでございます。
ひとつ問題があるとすれば、老人向きに麺が柔らかすぎるところ。
「うるさいよーなことを云うみたいだけどね」
とボーイさんに頼むのであります。
麺は45秒で引きあげるよーにと。
「硬めですね」
「いや、固めと頼んでもいつも柔いので、やっぱり45秒と厨房の人に頼んでよ」

そーして出てきた五目麺はゼッピンなのであります。

四百円値上がっていて、申し訳ないと思ったのか、以前よりも、イカと海老とホタテと焼き豚が一枚ずつ多く入っていたのでありました。

スリムな真木よう子似のウェイトレスが五年ほど前から働いておりまして、それを遠望するのも目的の一つかもであります。
10年前なら、ぜったいに口説いていたはずでありますが。もはや、すするのは麺だけでよろしいのです。と、しておきますです。

夏には、コレが一番。

若々しく、麺を胃に叩き込むのでありました。