08.06
画像の手書きのノートのコピーは、亡師鷲尾先生が書き写された断易の用語集です。
作成したのは、菅原壮先生です。
菅原先生が勉強用として作っていた用語ノートを、鷲尾先生がお借りし、それを書写したと聞いておりますです。
お二人ともすでにこの世の人ではないので正確なところは分かりません。
その後、「断易用語集」として、菅原先生はそのノートをもとに出版され、現在は多くの断易の学者たちの手引書になり、非常に役立っているのでございます。
さて、私メは、この写本に、新しく項目を追加し、また菅原先生の火珠林の納甲を、胡煦納支法に書き換え、PCに入力し終えたのであります。
問題は、これを十傳スクールの断易科に通う皆様に配布して良いものかどーか、であります。
「著作権に引っかかるのでは?」
からであります。
鷲尾先生は「かまわない。でも黙っていてね」と書写したノートを渡し、「コピーして見やすいように製本してください」と私メに指示なさったことを、つい昨日のことのように思い出すのであります。
断易の難解なところは、数々の原則と用語の多さであります。
原則は講義において、三段階にわけて解説することで納得なさっているようにも思えます。
しかし用語の多さについては各人の努力にゆだねることが多く、そこで理解度に差がついているような感がございます。
胡煦納支法に書き換えた、この用語集を手にすることは、断易の壁をスムーズにクリアすることに非常な手助けになると確信しておるのであります。
菅原壮先生のご遺族の方々が消息が不明ということであります。
すると出版した印税はどの方が手にするのか。
そんなことをヒョッと考えたりいたします。
断易科は、初等科からスタートし、断易卒論科予定であります。
卒論科は来年の春に開校する予定なのであります。
また、最近、全国の方々から「通信教育をお願いします」というご要望が多いのでありまして、
「ではネットでの講義をしようか」
とも考え、計画の第一歩に足がかかっております。
用語集を講義にちりばめるか、思い切るか、それはちと考え中であります。