2019
06.07

紫陽花で、3月からの春の花はお仕舞いになるのであります。

雪柳からはじまり、いろとりどりの花弁を開かせた花々は、梅雨に入りますと、しばし花の季節を終わらせるのであります。

観察しますと、お女性もある一定の年齢に達しますと、表舞台からそのお姿をお隠れあそばすよーでもあります。
そーして40代後半あたりからリバイバルし、色仕掛けで仕事に精を出すことが特徴であります。

もちろん、この例には含まれないお女性もたくさんおりますです。
またお隠れあそばす年齢もまちまちであります。結婚、子育て、その他の理由で、忽然とお隠れあそばすほど、その後の復活は鮮やかなのでございます。
地味だったお女性が、脱皮した蝶の如くあでやかにリバイバルするわけでして、そのすべてが成功へとはばたくのであります。

おそらく、
「この世はお金なのだ!」
と、お隠れの間に、世の中の真実の一端を悟るからでございましょう。
愛だの恋だの真心だのという胡散臭い言葉からご卒業し、たとえばNHKの朝ドラという国民洗脳番組などに屁をこきかます聡明さを身に付けるからに相違ございません。

先般、北方領土問題で、戦争をして取り返すしかないという誰もが思っている真実味のある発言をした議員を、よってたかってイジメているよーでありますが、その渦波から離れて傍観し、「どーでもいいけど、この世はお金よ」と悟るお女性こそ、しぶとく成功するのであります。

花は、もはや春の可憐さを雨に捨て、次の花の季節には、ふてぶてしい夏の花として毒を放つのであります。
「バカ者ども、いつまでも甘ちゃんだと思うなよ。根こそぎだまし取ってやるから覚悟しろ」

そーいうお女性に、私メは痺れるのであります。
「ああ、ダマしてくれ。こちらも本気でコロしてあげるから」
以前にはなかっただろうウエストの脂肪を背後からつかみ、奥の軟骨と軟骨をすりあわせつつ、花の復活を祝うのであります。

春の果ての花、紫陽花は、可憐なお女性が成人するための変幻を贈っているよーにも見えるのでありますです。